摩周湖のある町、弟子屈町(てしかがちょう)に月1回・夜の教室指導に行きます。
かる~く峠越えもあるので、冬は休みます。
教室のある公民館に到着するのに信号機が、自宅を出てから11個、(11個も?)
片道50分ほど(60kmはあるかな)かかります。
夕方、右手にカムイヌプリの山を見て、阿寒の山に沈む夕日に向かって進みます。
それは、それでロマンチックな気分で進みます。が?
往復に気をつけることは、キツネは、まだよくて、「鹿」です。
「馬」「鹿」というくらいなので、車が通ろうが関係ない。ま、あんたらが後から来たのになんだといわれれば、「ごめんなさい」の世界。熊にとっても、人間が一番迷惑なんでしょう。
どっちにしても、ウインドウ一杯に茶色のかたまりが、突然あらわれる。
ブレーキも何も、どうしょうもない。
ぶつかって「ごめんない」の挨拶があるわけでは無いし、保険金を支払う能力のあるわけもないので、本当にぶつかったら、これは自腹を切るしかない。
何人か、ぶつかった人を知っている。
「持ってかえって、焼肉にしましょう?」そんな焼肉が出来るスライスされたかたまりで「どうぞ」ってぶつかってくるわけでないない。
遠くに一頭が、横切ったら次にもう一頭、横切るだろうと心の準備をしてブレーキをかける。
夜中に、対向車のライトが、パッパッとウインク状態になったら、鹿が横切ったなかもしれないと、考える。対策はこれくらい。どうしょうもない。
一頭が、通ったら、すかさず次が来る。オスは出てこない。(あとは書けない)
避けようとハンドル操作をして、路外に飛び出し亡くなる方もいる。
突然現れたら、「ぶつかるからな」通るなよ、と云いつつ走る。
カナダでは、鹿が嫌がる周波数を出す機械を取り付けた車もあるとか。
100kg以上はあるだろうと、思われるのもいるから、フロントガラス一杯全面に、鹿を現れるってこんな場面に遭遇する絵手紙講師は、日本全国少ないだろう。
タヌキにぶつかる講師は、いるかも知れない。
今日のがんばれ絵手紙は、夢の会のKさんとSさん。
絵手紙をはじめてからお世話になってます。