「恋文」とは、なんとクラシックな。
「即答」せよ!と云われれば「そうだ」と言った方がいいのかも知れない。
2002年6月の「月刊絵手紙」で、「男たちの絵手紙」という特集が組まれた。
4年も前のことで、残念ながらお亡くなりになった方もおりますが、10名ほどの紹介があった。
はからずも、私も1ページを飾っていただいたのだが、
その「男たちの絵手紙」展が東京で行われてから、大阪でも開かれた。
せっかくなので大阪に暮す知り合いに「見てくれ」と連絡を取った。
夫婦で出かけた旦那のほうが「こりゃ、恋文だね!」と見た瞬間言ったと
奥さんから電話で聞いた。
その話を聞くまで、自分が描く絵手紙を「恋文」だという意識は無かったが、
いや言われてみれば「絵手紙は、恋文だ」という方が合っているなと、思えた。
手紙なので、当然しまっておかないでポストを経由して出さなければ手紙とは云えまい。
一人の相手の事を思って書くので、思いやりの気持ちや安否を尋ねれば
「恋文」と、いえるかもしれない。
上の紹介文を読んでもらうと分かるのだが、ドジな私は、「姉と妹の二人に、同じような絵手紙を送った」というドジ話がついてくる。
というのは、あいうえお順の名簿が、左のページの一番下と、右のページの一番上に姉妹の名前があった。
同じ苗字のひとは居るので、同姓だと思った。
しばらくしてから、「2ヵ月も経ってから」「あれ、郵便番号が一緒じゃん?」と思い。
「あれ、住所も一緒ジャン」と思ったわけだ。
貰った姉妹とは、今も絵手紙交流はある。